父と育児と妊娠情報

2児の父。母ばりに家事と育児を担っていると自負。経験や調べたことから得た妊娠や育児に関する情報を提供する予定。夫婦共通の趣味はBABYMETALと乃木坂46 DEATH。(旧:つわりの妻の観察日記)

【22W1D】妻の切迫流産、安静のための車椅子のレンタルに関する顛末記

22週を迎え、さすがにつわりは終りに近づいていて、夕方になると気持ち悪いことはあるけれど、日中はかなり調子のよい時間を過ごせているようだ。そして、久しぶりの更新になるわけだけど、別にネタ切れだったというわけではなく、いろいろと大変だったから。その最たるものが、切迫流産騒動だ。

切迫流産に際して、遭遇した出来事をさらっと書こう。まずは、簡単な経緯と車椅子のことから。

JR東日本では車椅子でお出迎えしてくれる

 

知っている人も多いと思うが、〝切迫流産〟とは、実際に流産してしまったわけではなく、その危険性が認められた状態のこと。流産に切迫しているということだ。まったくややこしい名称である。

妻は、実家に帰省中、膣から軽度の出血をしてしまった。日曜の夜であったが、近所の大きな総合病院に緊急で診てもらったところ、子宮頸管が短くなっているとのことで、このまま入院するか、安静にして自宅に戻り、かかりつけの産婦人科に診てもらえとの指令だった。

そこで、帰宅の選択肢を選んだのだが、問題となったのはいかに、安静にしながら帰るかの方法だ。歩くのもあまりよくないとのこと。最寄り駅は新幹線の駅なので、そこまでは車でよいとして、そこからの選択肢としては車椅子しかない。しかし、多くの一般家庭がそうであるように、実家にも車椅子はない。ダメ元で、JR東日本に問い合わせたところ、なんと車椅子の貸し出してくれるとのことだった。

JRの職員の皆さんの対応に感謝

当日、駅に向かうと、車椅子を携えて、待ち構えている職員の方が。改札の外よりさらに向こう、駅のコンコースへとのぼるエレベーターの前まで出迎えてくれたそうだ。そこから車椅子に乗って運んでもらい、車内へ。ここで車椅子はいったん回収される。新幹線では、空いていた多目的室に横にならせてもらい、東京駅へ到着。さらに、そこで待ち構えていた職員さんが車椅子に乗せてくれ、今度はタクシー乗り場まで。そこから、タクシーで横になって無事に帰宅した。ここまでよくしてくれたJR東日本に頭が上がらない。ちなみに、実際に車椅子に困っている人は、JR東日本の駅に問い合わせてみよう。

自治体でも車椅子の貸し出しサービスが

その後、妻は切迫流産で入院するが、ひとまずその話はスキップし、車椅子について書いていく。退院後、なるべく歩く距離を減らすために車椅子を利用したいのだが、わざわざ買うほどでもない。そこで調べたところ、行政による車椅子貸し出しサービスだ。

たとえば、杉並区の社会福祉協議会では、原則として1ヶ月間、車椅子を無料で貸し出してくれる。世田谷区の同協議会でも、2週間のレンタルをしていた。切迫での安静期間なら十分な期間だろう。しかも、無料だ。お金はかからないので、一時的に車椅子が必要な人は、そうした行政のサービスを調べてみることをおすすめする。

切迫流産や切迫早産では、なるべく安静にする必要があるため、車椅子の利用を検討する人も多いはず。今回は、実際に切迫流産になってみて、ありがたかった車椅子関連のサービスを紹介した。ならないにこしたことはないが、誰にでも何があるか、わからない。転ばぬ先の杖ということで、頭の片隅にでも置いておいてほしい。

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