父と育児と妊娠情報

2児の父。母ばりに家事と育児を担っていると自負。経験や調べたことから得た妊娠や育児に関する情報を提供する予定。夫婦共通の趣味はBABYMETALと乃木坂46 DEATH。(旧:つわりの妻の観察日記)

妊娠28週弱、1000g強で長男は誕生したのだった

およそ2年間も放置してしまったブログ。ありがたいことに、ほったらかしている間にも、意外と多数の方に見ていただけているようでうれしい。

 

そんな2年間で、最大の出来事といえば、タイトルにもあるように長男の誕生だ。前回の記事であるように、切迫流産での退院後、数週間で長男は極低出生体重児として誕生した。妊娠28週弱、体重は1000g強とかなり小さかった。少し古いデータであるが、赤ちゃん(新生児)の出生体重の平均は男児3076g、女子2990g(厚生労働省「21世紀出生児縦断調査(特別報告)結果の概況」)だから、およそ1/3ほどしかなかったというわけだ。ちなみに、今は元気に暮しているので、気構えずに読んでください。

 

極低出生体重児とは?

 

低出生体重児(ていしゅっしょうたいじゅうじ)とは、いわゆる未熟児のこと。2500g以下で生まれた子どものことを、そう呼ぶ。極低出生体重児とは、その中でも1500g以下の子のことをさし、さらに1000g以下になると、超低出生体重児と呼ばれる。うちのこは、1000g強であったため、ぎりぎり極低出生体重児の範疇におさまったわけだ。

 

なぜ、超低出生体重児と極低出生体重児に別れているか。1000gを境にして、その後の成長(いわゆる予後)が割と変化するらしい。当時、そのあたりの統計資料を一生懸命に見ていたので、いつかまとめてみたいと思う。

出産に至るまでの過程

そんなに興味を持つ人もいないと思われるが、もし、自分も似たような状況だという人のために状況を記しておく。

 

切迫流産での入院から帰宅後も、お腹の痛さで、頻繁に横になっていた妻。相変わらずどんよりとした妊婦生活だった。そんな妊娠にピリオドが打たれたのは、ある秋の日のことだ。夜、寝ていると、何かが出てきたような感覚がしたと妻が言った。病院に確認後、タクシーで向かおうとベッドから起きると、瞬く間に足下に血の模様ができあがった。出血したのだ。

大量のバスタオルを持って、タクシーで急いで病院へ。張り止めの点滴を打つも、陣痛を止めることはできず、あえなく極低出生体重児での出産となったのだ。

まだ自発呼吸ができない子どもは挿管され、やく1週間後に抜管。およそ3ヶ月後のもともとの出産予定日付近で、ようやく退院することができた。

その間、動脈管が開いたり、未熟児網膜症を発症したりといろいろあったが、大変長くなってしまいそうなので、別の機会に書きたいと思う。

育児をしながら思ったのは、極低出生体重児の育児書が皆無であるということ。唯一、ベネッセから「小さく生まれた赤ちゃんの安心育児」という本があるが、メインの読者層として、低出生体重児つまり普通レベルの未熟児が想定されているようで、我が家のような超未熟児の場合には、あまり読んでもピンと来なかった。でも、部分部分は心に響くところもあったので、うちと似たような境遇の方はぜひチェックしてみてほしい。

また、退院後も手足口病を発症しながらも、無認可保育園を経て、現在は、都内激戦区の認可保育園に入所することができた。発達のことも気になって、いろいろと調べてきた。

 

今後は、夫として、父として、なるべく淡々と情報を発信していく。もし、読んでくれる人がいたら、これからもよろしくお願いします。