父と育児と妊娠情報

2児の父。母ばりに家事と育児を担っていると自負。経験や調べたことから得た妊娠や育児に関する情報を提供する予定。夫婦共通の趣味はBABYMETALと乃木坂46 DEATH。(旧:つわりの妻の観察日記)

【11W6D】産婦人科研修医向けのテキストから読む悪阻対策|つわりは、悪阻じゃなかった!

本日で11W6D、明日からは妊娠12週に突入する。妊婦向けの本によると12週からつわりは楽になるということだが、現在のところ劇的につわりの症状が改善する気配はなくつらいようだ。平時と比べると味覚が変になる日替わりつわりだから、どうにか飲み食いできるモノで水分をとっている。

現在のお気に入りは氷水だ。ずいぶん妊娠前と比べると味覚、感じ方は変った。というのは、冷たい飲み物は嫌いで、外食でも氷抜きで頼んでいたほど。それが今や1日数杯の氷水は欠かせない。かき氷も大好きだ。

炭水化物に関しては、永谷園のお茶漬けの素を使って、お茶漬けで摂取。タンパク質は、たっぷりのショウガをのせた豆腐がよいとのことだ。つるっと爽やかで食べやすく、ショウガの風味も口の中をサッパリとしてくれる。

食べられないというのも辛いが、出ないのもつわりの辛さを増している。便秘は、つわりの大敵だ。便が溜まってくると、気持ち悪さは増し、どうにか輩出するとつわりの便秘は楽になる。

そんな便秘解消のパートナーとして使っている調味料がオリゴ糖だ。妻は怠け気味というか、対症療法的な生き方をしているので、苦しくなるとオリゴ糖をとるという使い方をしているが、数日で効果を得られるようだ。

使っているオリゴ糖は「カイテキオリゴ 」。妻の便秘に対する態度、解消法、このオリゴ糖について書いていくと、長くなってしまうので後日にする。

つわりと悪阻は違うのだった

 

つわりの観察日記がずいぶんと長くなってしまったが、本日のメイントピックがこちら。つわりと悪阻は違うのだ! パソコンでも、「つわり」を変換すると「悪阻」と表示される。だから、頭をよさそうに見せたいときに「悪阻」表記を用いるのかと思ったが、そうでもないらしい。ウェブで公開されている産婦人科の研修医向けのテキストでそれを知ったのだが、内容をまとめてみたい。ここにつわりを解消するとはいかないが、対策・解消のヒントがあるかもしれない。

 

「つわり」は妊娠初期特有の体調不良

私の妻も含め、多くの妊婦が体験するのが「つわり」だ。つわりが発生する割合・確率は全妊婦の50~80%程度とされていて、個人差はあるが、妊娠12週ころまで続く。症状としては、悪心(気持ち悪さ)、おう吐、食欲不振、食の嗜好の変化。まさに、私たちが知る「つわり」だ。母体に全身症状がないのなら、治療は必要ないとされている。

悪阻には積極的な治療が必要

悪阻は、つわりとも読むが、「おそ」とも読み、特に妊娠悪阻という場合には、治療が必要な病気となる。発生頻度は全妊婦の0.1~0.35%と非常にまれで、経産婦よりも初産婦に多いとのことだ。

妊娠悪阻の目安は、栄養・水分をきちんととれているか、どうか。水を飲んでも吐いてしまうような状態になると、入院をする必要がある。逆に言えば、きちんと水分をとれていれば、入院の必要はないだろう。人気の産婦人科医療マンガ「コウノドリ」医師の鴻鳥が、つわりに苦しむ妊婦に「1日にサイダーを500ml飲めるのなら大丈夫」と告げている場面があった。

さて、妊娠悪阻になるとなぜ具合が悪くなるかというと、糖質の摂取が不足することによって、代謝に異常は発生するかだという。それが原因で、脂肪を分解する際に生成されるケトン体が尿に検出される。これが入院のサイン。また、その頃にはおう吐によって、電解質の異常、ビタミンB1、ビタミンKが不足するとのことだ。

医師による妊娠悪阻の治療とは?

つわりの妻をもつ夫として、もっとも気になるのはその治療方法。これを、妻のつわり対策に応用できるかもしれないからだ。

治療方法≪1≫安静

入院して現実から隔離することで、心身を休めるそう。夫をはじめ、家族のサポートがあればできそうだ。

治療方法≪2≫輸液療法

脱水および糖質の不足を解消するためにブドウ糖液を輸液(点滴)して、尿にケトン体がでないように治療する。自宅でのつわりに応用するなら、ポカリスエットを飲むことが有効かもしれない。

利用方法≪3≫ビタミンの補充

輸液を行うとビタミンB1の消費が増大するため、これを補充。さらに、気持ち悪さやおう吐を緩和するというビタミンB6を5~60mgほど補給することも行うとのこと。食物で採取するなら、にんにくが100gあたり1.5mgともっとも多い。しかし、医療薬ほどとるのは困難だろう。そこで、サプリで補充してもよいだろう。もちろん、サプリに記載された上限摂取量は厳守しよう。

 なお、厚生労働書の「統合医療」情報発信サイトのビタミンB6の項をビタミンB6の許容上限摂取量は成人女性で100mg。また、妊娠7週目にピリドキシン(ビタミンB6補充役)での投与(平均132.3 ± 74 mg)を開始した妊婦の調査でも、奇形児との関連は認められなかったとのことだ。

 

ということで、かんばしい結果を得ることはできなかったが、妊娠悪阻の治療から見る、つわりの対策は下記のとおりとなるだろう。

  • 安静
  • 水分をとれない場合、ブドウ糖液の補充
  • ビタミンB6が吐き気止めに効果があるかも!?

これらに加えて、私としては、それに加えてツボ押し、便秘対策もおすすめする。

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